2009/12/13

現実逃避?

人が死ぬ物語はあまり好きじゃない。漫画でも小説でも、どんな媒体でも。人が死ぬのは現実だけでお腹いっぱいだ。変な事件とか、終わりの見えない戦争とか。うんざりしてしょうがない。

確かに死というものは現実を端的に表せるものなのだろうと思う。死のない世界は現実的じゃない。誰もが永遠に生き続けるのだとしたら、それはファンタジーでしかない。死があるからこそ、生をより浮き出すことができる。

ただ人が死ぬことが現実的だというのなら、現実感のある作品は好きじゃないということになるのかも知れない。けれども、現実感を出すためには色々な手段がある。人物を死なすというのはその中のたった一つの手段でしかない。たぶん、現実感を押し出すための手段として人物を死なす作品が好きじゃないのかも知れない。

現実感があるかないかは別として、せめて空想の中でだけはのんびりしたいなあと思う。したいなあ、と言うか、させて欲しいな。現実でもあれこれ忙しいのに、架空の物語の中でも現実を追わなければならなくなれば疲れてしまうから。

2009/12/06

ヨコハマ買い出し紀行

ヨコハマ買い出し紀行

前々から気になっていた作品だけれど、原作は読んだことがなかった。最近新装版が発行されたというので、この機会に三巻まで購入。

描かれているのは、敵も味方もないのどかな時間の流れ。舞台はおそらく未来の三浦半島辺り。現代と比べてすっかり人も少なくなっているけれども、退廃的なところは見られない。ただ現代の煩わしさや忙しさが取り払われて、アルファさんを中心とした人々の温かさがより一層引き立てられている。そんなアルファさんがロボットだということも作品の一つのキーになっている。

一気に読もうとすれば読めるけれど、なんだかもったいないので一日に一冊ごと読んだ。今後も月に一巻のペースで発行されるらしい。楽しみ。

2009/12/04

熱意の欠如

何も書けない。苦しい。

アイデアは色々溜まっているものの、断片が出たきりでそのまま終わってしまう。アイデアを形にするだけの熱意が溜まっていないのかも知れない。

熱意はどうしたら溜まるのだろう?